消印とは、はんこの一種で、はがきや郵便切手、印紙などが「使用済み」ということを表しています。再び使用されることを防ぐために押される印鑑のことです。または郵便切手やはがきなどの無効化をするという目的で押印、署名する行為自体のことを指す場合もあります。消印は再使用の防止という役割だけではありません。昔、郵便物に切手を貼るようになる前から郵便物には日付を示すスタンプが押されていました。その名残があり郵便の場合は消印にも日付が記載されているのです。また引き受けた郵便局の場所が書かれているのも消印の特徴です。郵便の消印の種類の中には季節限定のものや地域限定のデザインのものがあり有名な観光地でよく使用されています。はがきや切手以外にも収入印紙や収入証紙に押印されるはんこもまた消印です。また、料金別納や料金後納は切手を貼る必要がないので消印は押されません。年賀はがきの場合には切手部分と額面金額の下部にある年賀という文字が消印の代わりになっています。