認印とは実印登録されていないはんこをさします。固い素材に自分の名字や名前が彫られており使用する際は朱肉を付けます。朱肉を使わずインクが染み出るタイプのものは「シャチハタ」とよばれています。役所へ登録している印鑑は実印です。印鑑証明書の発行ができるので公正証書の発行や契約書関連に使用するケースが多いでしょう。それに対し、認印の場合は印鑑証明書を必要としない書類作成や簡易的な金品の受け取りなどに使用されます。約直径10.5mmの円形で名字のみが彫られているタイプのものが主流です。文房具店やホームセンターなどで販売されており、安いものであれば本体、ケースともに100円程度で購入できるものもあります。はんこに掘られる文字の書体は、楷書体や行書体、草書体や隷書体などがあります。画数の多い名字の場合は草書体にするとわかりにくくなるため楷書体や行書体を選ぶのが一般的です。基本的に認印のサイズや形状、書体などに決まりはありませんが、ビジネスの現場では一般的なサイズや書体のものを使用するケースが多いです。